vol.120
環境先進県としての行動を!

 今年になってから、春のような二月だったり、真冬のような三月だったり、
気候が世界的に変化しています。
このような劇的な変化の中、私達の時代や子や孫やその先の世代まで人間が生きていける地球が
存在しているのでしょうか?
地球温暖化については、皆さんも十分ご承知のことだと思います。
では、どのような取り組みをされているのでしょうか?
個人として、企業として温暖化防止のために策を練られていますか?
京都議定書での温室効果ガスの削減目標が六%、それを実行させるための誰にでも出来る取り組みの
国家的プロジェクトが「チームマイナス6%」です。

様々な取り組みがなされておりますが、
全ては小さな取り組みからが重要になってくるのです。

では、具体的にどのようなことに気をつければいいのでしょうか? 
 ○温度調節の方法
 ○水道の使い方
 ○自動車の乗り方
 ○商品の選び方  
 ○買い物とごみ
 ○電気の使い方

等がわかりやすい貢献です。
一昨年からクールビズ・ウォームビズという言葉が出回り、夏はノーネクタイが浸透しており、
首の第一ボタンを取るだけで体感温度が三度ほど違うといわれています。
買い物袋やゴミの分別回収なども全て地球環境に優しい運動なのです。
地球温暖化の一番の原因は化石燃料の使用とされていますが、限りある資源を大切に使うことや代替としてのエネルギー開発も重要な課題です。滋賀県では菜種油「バイオデーゼル燃料」でのバスの運行やバイオマスを使った発電等も行われています。

最近流行の風力発電は滋賀の気候には合わないのかあまり見かけませんねぇ。以前信楽から伊賀上野を通り、
青山高原に行きましたが、青山高原には草津の烏丸半島と同様の風車が20基もあり圧巻の一言に尽きます。
一度ドライブがてら行ってみて下さい。

 化石燃料以外のエネルギー開発も大切ですが、地球温暖化は「小さなことからコツコツと」使うエネルギーを減らしていくことが一番なのです。もう既に取り組まれている方も多いと思いますが、
これから取り組みを増やしていき、子や孫やその先の世代に残せるものを残していきましょう。
環境問題は奥が深く切り口も沢山ありますが、ひとり一人の取り組みで必ず良くなるのが環境です。
環境先進県民として先駆けた行動を考えていきましょう。

宇田 たかし

燃費アップの運転
 最近はガソリンも以前の高値に比べれば安くなりましたが、一時高くなりすぎた為安くなったと錯覚してしまいがちで、安かった頃に比べればまだまだ高値で近くまた値上がりするみたいです。
そこで今回は私の行っている燃費アップの運転の仕方を紹介します。
 アクセルを踏むと、車が加速するかわりにガソリンを消費します。
燃費を良くする為にはアクセルを踏まなければいいと思いがちですが、
実は市街地などのゴー・ストップが多い場所では、アクセルをあまり踏まずに加速するよりも、
短い時間で素早く加速し、後は惰性と一定速度で走った方が燃費が良くなります。
さて、それは一体なぜなのでしょうか? 
●適度なエンジン回転数で、必要最低限の速度まで素早く加速
●速度が落ちてからブレーキをかけるので、失われるエネルギーも減る
●燃費向上という訳です。
 適当に流れに合わせてアクセル踏むよりも燃費が良くなるので試してみて下さい。       
藤居 宗一郎

夏に向けて

 彦根気象台による今冬平均気温十二〜二月の観測で史上最高の六.一度が記録されました。
暖かく楽に過ごせたと言えばそれまでですが、寒い時期には寒くなり雪も降らないと色んなところへの
影響が予想されます。
 まず、害虫が越冬した為に野菜の害虫被害が心配されたり、暖冬が原因での収穫時期のズレや、
収穫量の乱れによる価格の変動等、市場がくずれてしまいます。
 そして、最も心配されているのが水不足。
雪不足の為、山に水が貯められず夏の水不足は免れないでしょう。
大きな水瓶のある滋賀県とは言えど、水は大切な資源です。
今から節水に心掛けても早くはないと思います。

森田 恵美

買い物バッグ、持っていますか?

 四月から施行される改正容器包装リサイクル法ってご存知でしょうか?
これは、リデュース・リユース・リサイクルの3R対策に基づき、
一般家庭ゴミの約六割(容積)を占める容器包装廃棄物の排出抑制の促進が行われるもので、
簡単に言うと、レジ袋対策がその一つです。買い物の度にもらうレジ袋、
一人辺り年間約三百枚廃棄しているそうです。 

今年の暖冬からしても地球の環境が気になる中で、
各個人が買い物バックを持参したり、
袋がいらないような物ならシールにしてもらうなどして、
少しでもこういったゴミを減らしていこうということです。 
買い物バックには、再生ポリエステルを使用した物、有名人がデザインした物、
百貨店やスーパーのオリジナル、牛乳を止めるボトルホルダーが付いたり、
買い物カゴに合うサイズで袋詰めの手間の省けるといった
様々なものが売り出されています。
買い物バッグをお持ちで無い方は、これを機に準備されてみてはいかがでしょうか? 
廣田 利幸

たぬき御殿

 甲賀市信楽町県立陶芸の森では三月十七日〜六月三日までタヌキにちなんだ
特別展『ようこそ!たぬき御殿へ、おもしろき日本の狸表現』が開催されています。

信楽は僕もレンタルで行っており、全国どこに行っても置いてあるタヌキの焼き物の
ふるさとですが、今回のイベントでは焼き物の他にタヌキをモチーフにした浮世絵や
文献資料なども数多く展示されます。
その他にも様々なイベントが催され、町全体がタヌキで盛り上がります。

信楽焼だけでなく、常滑焼(愛知)や越前焼(福井)など各地で作られたタヌキが展示されるのも
珍しいです。町内の「宗陶苑」さんでは依頼者の顔そっくりのタヌキの置物を製作してもらえますし、
陶芸の森のレストランではタヌキピザやタヌキ汁なども販売されます。
インターネットでも検索できますので、
ちょっと覗いてこの機会に信楽に足を運んでタヌキを堪能してみて下さい。    

今井 研一

花粉症の一知識
 毎年、この時期になるといろいろな所で花粉症の話を耳にします。
会社の中でも何人かの人が鼻をズルズルさせながら、仕事をしています。
先日、何気なく聞いていたラジオでこんな事が放送されていました。
花粉症は今や国民の五〜六人に一人がかかっていると言われ、もはや国民病の域らしいです。
そして日本全国四十七都道府県の中で、なんと滋賀県は六番目に花粉が多いそうです!
 花粉症の治療としては、内服薬、点鼻薬が一般的ですが、
くしゃみ鼻水には有効でも鼻づまりはすっきり治まらない事が多いそうです。
そのため最近では患部をレーザーで焼いてしまう治療が頻用され、なんと健康保険の適応となり、
治療費は六〜七千円(三割負担)程度のようです。
花粉でひどく悩んでいる方は思いきってレーザーしてみてはいかがでしょうか?
ただヒトの体は丈夫なモノで二〜三年たつと焼いた部分が回復してしまい、
元通りになるそうですが・・・
松本 英夫