今回は、「汗」にまつわる情報を提供したいと思います。
これからの季節、汗かきで悩むあなたにとって、どれか一つでも参考になればうれしいです。
《その一》 食べると汗をかきやすいもの
口から入った食べ物は、肝臓でエネルギーに変えられます。その際、熱が発生しますが、
タンパク質の場合、糖質などに比べて約五倍も多くの熱が発生します。
つまり、タンパク質の多い食品をたくさん食べると体温が上がり、よく汗が出るのです。
また、酸味や辛味などの味覚刺激によっても汗が出ます。
辛い物を食べると顔に汗をかくのはそのためです。
《その二》 飲む水の量を減らしても汗は減らない
実は、通常の健康状態で多量の水を飲んでも、尿として排泄されるため、汗はそれほど増えません。
ちなみに、水ではなくミネラルや塩分を多く含むスポーツ飲料などは、血液中の塩分濃度が高くなって
むしろ汗が減ることがあります。
《その三》 ドロドロ汗とサラサラ汗
運動不足や一年中温度管理された部屋で暮らす事が続き、汗をかかなくなると、汗腺機能は鈍ります。
そうなると汗腺に老廃物が溜まり、ミネラルが一緒に流れるため、ベタベタのドロッとした汗をかき、
体臭を強くするという結果に。
しかも、大汗をかいてもダイエット効果は期待できず、
ただ疲れるだけです。
では、サラサラ汗にするにはどうすれば良いか?まずは食事です。
緑黄色野菜や納豆、海藻などをたくさん食べて体の中をアルカリ性に
シフトしましょう。 |
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次にお風呂。汗腺を鍛えるにはお風呂が一番です。面倒でも、毎日湯船につかる事で少しずつ汗腺は刺激されます。特に半身浴や岩盤浴は効果的でオススメです。
《その四》 汗のニオイがとれる入浴法一例
緑茶風呂(お茶バックにスプーン四〜五杯分の茶葉を入れ、それを湯船につけるだけ。
安い緑茶で十分ですが、出がらしではダメ。)
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酢風呂(天然醸造酢や黒酢を入れる入浴法。
クエン酸や酢酸の働きによって体内の燃焼力を高めると同時に、
その酸性によって雑菌の増殖を防いでニオイを抑えます。ゆず風呂もこの一種。) |
以上の事を参考にして頂ければ、今年の夏の過ごし方も変わるかもしれませんね。
くれぐれも夏バテにはお気をつけて! 大西 喬太郎
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