冷えたグラスに黄金色の液体を注ぎ込むと気泡とともにきめ細かな泡が沸き立ち、それを一気に口に含めば、えも言われぬのど越しに『ぷふぁー』と声を上げる方も多いはず。
また、この1杯を味わいたいために1日の仕事をガンバル人も少なくはないでしょう(笑)
このビール、夏場に限らず年中通してTVでいろんな種類のCMが流れていますが、
皆様はこの「ビール」にもいろいろと分類があることはご存知でしょうか。
細かく区別するとここでは紹介しきれないほどの分類になってしまうので、一般的によく区別されるものを取り上げてみます。
まず、ひとことで「ビール」とまとめてしまいがちですが、『ビール』『発泡酒』『その他の雑酒』という三つに分類できます。
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■『ビール』
麦芽比率が25%以上のもの。
■『発泡酒』
麦芽比率が25%以下のもの。
■『その他の雑酒』(『第三のビール』)
麦芽をいっさい使ってない物。
ビール好きの方には周知のことで味の違いも歴然としているわけですが、ビールよりも発泡酒、発泡酒よりも第三のビールの方が、酒税が安く、必然的に店頭販売価格も安くなります。
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ついでにこれも好みがわかれる「ラガー」と「ドラフト」の違いについて。
■「ラガー」とは『貯蔵する』という意味です。
低温で発酵させた後一定期間地下室などで熟成させたビールのことをいいます。
■「ドラフト」とは『くみ出す』という意味で、もともと樽詰めしてあるものを
そそぎ出すビールのことです。
樽には熱処理がされてないビールを詰めることが多く、ドラフトビール=生ビール、ラガー=熱処理されたビールと解釈されることが多いようですが、「生」のラガーもありますし、「熱処理」の後に樽詰めされるビールもあります。
優劣やランクを付けることはできませんし、あくまでも飲まれる方の好みですから何ともいえませんが、それぞれの種類の長所短所を自分で確かめ、自分にあったものを飲むことが1番の至福ではないでしょうか。
おいしいビールを毎日飲みたいところですが、お財布事情を考えると、
すこしでもおいしく安い方がありがたい面も…。 |