vol.144


大津プリンスホテル開業20周年!
大津プリンスホテルが大津に開業して20年となります。
この度、玄関マットも新しくリニューアル!
新しいプリンスホテルのロゴマーク入りのマットとなりました。
是非、一度踏みに行って下さい。
今年は開業20周年イベントも盛りだくさん!
プリンスホテルから目が離せません。


 梅にうぐいすホーホケキョ

「この鳥の名前は?」の答は?目のふちが白いのでメジロです。
「人を馬鹿にするな!」とお叱りをうけそうですが、実は私は、
この鳥をウグイスだと思いこんでいました。
メジロと知った時のショックは大きく、自分の常識がいかにいい加減なものであったかと思い知らされたものです。

 ところがその後、梅見に出かけ何気なく注意していると、メジロを見て「ウグイスだね!」と囁きあったり、喜んだりしている光景を度々目撃しました。どうやらメジロをウグイスと思いこんでいる人は私ばかりではないようです。
メジロをウグイスと思いこんでる人が多い理由に「取り合わせがよい」という意味の「梅にうぐいす」があげられます。しかし、私は本物のウグイスが梅に留まって”ホーホケキョ”と鳴いている姿はいまだに一度もお目にかかっていません。逆に、メジロが梅の花を吸蜜している姿はしばしば見かけます。
それとウグイス餅やウグイス豆の存在もあります。餅も豆も美しい黄緑色をしていますが、その色を一般的には「ウグイス色」と呼んでいます。しかし、そのウグイス色はメジロの羽色そのものなのです。
 ところが、色の区別を表すために考案された色名を調べてみると、面白い事実がわかりました。
現在、私達がウグイス色と呼んでいる色は萌黄色(もえぎいろ)に近く、本物のウグイス色は鳥のウグイスの羽のように暗い萌黄色をしていました。何故このような混乱が生じたのでしょうか?

 梅の花の咲く頃、ウグイスは「ホーホケキョ」と美しい声で鳴くようになるが、「声はすれども姿は見えず」で、なかなかその姿を現しません。その頃メジロは、梅の花を吸蜜にしばしば姿を現すようになりますが、あまり”さえずる”ことはありません。
そのため昔の人は、メジロが「ホーホケキョ」と鳴いているものと勘違いしたではないでしょうか?

 もうひとつ余談で、メジロの鳴き声は「チーチュルチーチュルチーチーチュルチー」ですが、
昔の人は「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」と聞こえたらしいです。
そう思って、メジロの鳴き声に耳を澄ますと確かにそう聞こえます。
 みなさんもメジロのさえずりを聞く機会があったら耳を澄ましてみて下さい。
きっと聞こえるはずですよ。「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」って。
大村 朋子

 『絆 〜きずな〜』
 先日、友達の子供の話しでフト感じるものがありました。

 その子供の通っている京都の私立小学校は「新1年生は6年生に面倒を見てもらう」という教育をされているそうです。下校前にカバンに教材を詰めたり、宿題やイベントの時に様子を見たり、そうする事で1年生は学校生活、集団生活に慣れ、6年生は下級生の面倒を見る事で成長するという事だそうです。そして先日「卒業式」で、友達の子は面倒を見てくれたおねえちゃんとの別れが悲しくて大泣きをしたそうです。

おねえちゃんもまた同様に大泣きに。そして自分が6年生になった時おねえちゃんのように下級生をしっかり面倒の見る6年生になると言ったそうです。そして友達は大泣きする我が子を見て「こんな小さな子供でも実際は深くて大きな“絆”で結ばれていたんだ」と感じたそうです。

 人生の中で多くの人と出会います。その中で“絆”を感じれるほど強く出会う相手はどれくらいいるだろう?親友、夫婦、カップル、会社、取引先やお客様。先月号で書いたオーストラリアにいるホストとの別れと再会で“深い絆”を感じました。この連休中にお墓参りに行き新しく家族になった人達との“絆”を感じました。そして辛い時などに自分を支えてくれた親友や恩師にも“絆”を感じます。この“絆”のおかげで助けられるし、感動の瞬間を味わえます。

この先の人生でこの“絆”を感じれる人との多くの出会いが更にできたらいいなと、
友達の子供の話から感じることが出来ました。

寺内 到
 エイプリルフール

 四月一日は「エイプリルフール」です。
欧米ではこの日だけは嘘をついてもいいということになっており、イギリスやフランスなどでは放送局や新聞が大嘘の報道を、という日本では考えられないようなおふざけが行われます。過去にあった報道では「国連が財政不足解消のため月の土地を一般に販売する」などといったのがあったそうです。

日本でも一応「4月馬鹿」と訳して、ごく親しい友人間等で個人的に嘘をついたりすることもありますが、日本の放送局が4月馬鹿だからといって嘘報道を流したら番組編成局長が減給処分になるかも知れません。

4月馬鹿の起源については諸説があるようで、古代ローマの祭りが起源であるといわれています。ローマではこの日だけは主人が奴隷に仕え、身分の一番高い人が座る席に道化(FOOL)を座らせて無礼講の君主としたことから、Foolの日ということになったのだというのがあるそうです。

 ある人は「ご主人が交通事故で亡くなりました」と家に電話したそうです。
電話を受けた奥さんがショックで発作を起こして大騒動になったとのことで、
まぁ嘘はあとで笑える程度に。
松岡 裕介


 お酒に強い人、弱い人

 私はお酒はさほど強くもないですが、弱くもないです。
 しかし、世の中にはいくら飲んでもほとんど酔わない人や、一口でダウンしてしまう人もいます。
ご自分の適量を御存知でしょうか?どの程度の量で、自分がどんな状態になるか知っておけば、お酒の上での失敗は少なくなります。お酒に強いか弱いかは体質で変わってきます。アルコールが体内にはいると、アセトアルデヒドに分解されます。この物質は極めて毒性が強く、顔が赤面し、頭痛、吐き気、頻脈になったりします。このアセトアルデヒドを分解するのが、アルデヒド脱水素酵素と呼ばれる物です。1型と2型とが有りますが、血液中の濃度が低い時は2型です。

 日本人は、約40%の人が働きが弱い2型の低活性型でお酒に弱く、
4%が酵素の全くない全くお酒の飲めない不活性型の方です。
 これは遺伝による生まれつきのものです。両親や祖父母がお酒に強かったり弱かったりを調べれば自分の体質にも納得がいくでしょう。でも、もう少しはっきり知りたいという方には「エタノールパッチテスト」という方法である程度判定することができます。内科と皮膚科どちらでも気楽に受診できます。体質を知れば、飲み方を自分で考えることができます。
もし不活性型の方だったら、絶対に飲まないで下さい。
低活性型であっても飲みすぎに注意してください。
藤居 宗一郎