vol.166

古今東西、髪の毛売買のいろんな実態
「お給料以外になんか小金が入ってこないかな〜」
そんな淡い妄想をするサラリーマンも多いんじゃないかと思います。
というわけで誰でもできそうなお金もうけを探してみました。
 そんなオイシイ話あるわけないっ!と思うかもしれませんが、「髪の毛」にはその可能性があるかもしれません。
 大手カツラメーカーの調査では、薄毛の人は成人男性だけでも、1200万人を超えているそうです。
また最近はファッション用部分カツラ(エクステ)の需要も急増しているためカツラの材料として「髪の毛」の需要が高まっています。
 髪の毛は、だいたい誰でも(若ければ若いほど)フンダンに生えています。別に育てようと意識しなくても、
どんどん生えてきます。
 もし、切った自分の髪の毛を売ることができれば、これはまさに「金のなる木」。床屋さんや美容院で、お金を払って、切ってもらい、そのうえ捨てるなんてもったいない!
 「髪の毛売買」をネットで検索してみると、「エクステ原材料」の髪の毛を売っている業者さんの情報はたくさん出てくるのですが、私たちの髪の毛を買ってくれる業者さんの情報はなかなか出てきません。

 そこで、ある記事に載っていた、某老舗カツラメーカーさんのお話を引用させて頂くと…。「昨今のカツラ業界において、髪の毛は個人から買い取るのではなく海外から輸入することが多いようです。
弊社はほとんどのカツラを人毛でお作りしておりますが、一つのカツラを制作するのに、かなりの量の人毛が必要となります。しかも、人毛の品質がある程度均一でないと、よいカツラになりません。そのうえ、弊社はかなりのロット数のカツラを製造するため、高品質でいろいろな長さの髪をある程度まとまった量で購入できなくては、よいカツラを製造できないのです。」とのことだそうです。
 ちなみに某老舗カツラメーカーさんでは個人からの髪の毛買い取りはされていますか?との質問に
「基本的に個人から髪の毛を買い取ることはしていません。そもそも、日本人の髪の毛は長年のシャンプーなどで傷んでしまっていて、カツラの材料として使えないことがほとんどなんです」との回答でした。
 日本人の髪は傷んでいる…ですか。仮にシャンプーをしない生活を続ければ、カツラの材料として使える良質の髪になるかもしれませんが、髪質の問題をクリアしたとしても、カツラメーカーの現状を聞く限り、個人から髪の毛を買い取ってくれる可能性は低い…ようです。
 残念ながら現在の日本では、自分の髪の毛を売ってお金をもうけるのは難しいようですね。

大村 朋子


国会議事堂を本籍地に!?

 引越しをする際に、なぜか必要になってくる本籍地の確認書。 この本籍地というものは普段生活していく中で、まったく必要としないものだなぁと今まで思っていたのですが調べてみると実に不必要で曖昧なものだということがわかりました。
 一般的に本籍地というと、出身地であるとか、現在住んでいる住所というイメージですが、実は日本国内であれば、ほぼどこでもいいそうです。

 本籍地とは、戸籍が保管されている市区町村のこと。明治四年に制定された日本で全国統一様式の戸籍法では、本籍地は実際の居住地で、現在でいう住民票のような役割も果たしていました。
 ところが、引越しのままならない封建社会で、明治31年に新しく定められた戸籍法により、日本国内ならどこでもよいことに変更されたそうです。
 現在の法律では、本籍地を決める際の条件などには、ほとんど制限はありません。ただ、地番の設定されていない場所や、どこの市町村に属するか決まっていない場所は認められないようです。
 それ以外の日本国内の住所のある場所ならどこでもよいそうで、その場所に過去に住んでいたことがなくても、将来住む予定がなくても、他人がすでに本籍としていても、他人の住んでいる土地でも全く問題ないそうです。
 大好きな有名人の住所でも、甲子園でも、東京ドームでも、国会議事堂でも、皇居でもかまわないのです。
 もしかしたら、あなたの全く知らない人が、あなたの住んでいる場所を本籍地にしているかも…(想像しただけで怖いですね)
山本 拓也

平年値
「明日朝の最低気温は、平年値に比べて8℃高い13℃の予想。4月下旬なみの気温になるでしょう。」
天気予報でよく、こんなセリフを聞きます。
 ところでこの「平年値」が、今年から変わることをご存知でしょうか。
同じ1月でも、年によって寒かったり、暖かかったり。なので「平年値」は30年間の平均値をとって、「普通の1月はこのくらい」という値を示しています。
去年まで、天気予報で使われている「平年値」は、
1971年から2000年までの平均。
でも、温暖化などによって、「普通の1月」の姿も時代とともに変わってゆくものです。
 なので、平年値の方も、10年ごとに見直すことになっているのだそうです。今年から、平年値は1981年から2010年までの平均に変わります。気象庁の正式発表によると年平均気温が、上昇したとのことです。

 さらには、近年、冬の朝の最低気温が上がっているので、もし、朝の最低気温の予想が3℃なら、去年までは「2月下旬なみの寒さ」と言われていましたが、今年からは「2月中旬なみの寒さ」と言うことに。
 季節が10日ほど温暖化した感じです。また、よく「異常な気温」というセリフを天気予報で聞きますが、異常かどうかというのも、平年値からのズレがひとつの目安になります。

 平年値が変わることによって、去年まで「異常」だったものが、今年から「異常」じゃなくなるかもしれません。
松岡 裕介

大河ドラマの地
 つい先日、実家が長浜市なので帰ったついでに、大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の地、小谷城址へ観光に行ってきました。
 小谷城址には、電車ではJR北陸本線の長浜駅を北に二つ目の河毛駅から徒歩30分です。 
車の場合は北陸自動車道 長浜ICと木之本ICの中間辺りにあります。

  私が行ってきた小谷城址は、小谷城戦国歴史資料館があり、詳しく歴史の勉強ができます。
また、山城といって天守閣などはありませんが、小谷山には石垣など城郭跡が当時のまま残っていて、実際に1時間くらいで登れます。ドラマの初回の後に行ったので、観た場面を思い返しながらすごく楽しむことが出来ました。

 普段はなかなかいけない場所や交通が不便な場所でも行きやすくなっていると思うので江をもっと楽しみたい方、気になっている方は行ってみるのも良いかもしれません。
 長浜市では、ドラマの影響もあって、浅井三姉妹に関してのイベントが盛んに行われていました。
1月15日〜約1年間は浅井三姉妹博覧会なるものも行われます。
 恥ずかしながら、私自身が地元の歴史にあまり詳しく無いので、これを機に勉強しようと思います。
藤居 宗一郎