vol.199


 外国人は肩がこらないって本当?
 肩こりに苦しめられるのは、もはやパソコンワークの多い現代人の宿命です。日頃の運動不足のせいもあるのでしょうが、このつらさ、何とかならないものでしょうか。
そういえば以前、テレビである外国人のタレントが、気になることをいっていました。
 “肩こり”を意味する言葉が、英語には存在しないというのです。もしかして、外国人は肩がこらないのでしょうか? 
調べてみると外国人はこりと無縁どころか、日本でなじみ深いクイックマッサージはそもそも、欧米でヒットした営業形態だといいます。マッサージ自体はもともとアジアで生まれたものですが、欧米でクイックマッサージの手軽さがウケ、逆輸入的に日本に持ち込まれた経緯があるのだそうです。
 ただし、もともと日本人よりも骨格が大きく、筋肉の量が多い欧米人が、長らく“肩こり”という概念を持っていなかったのは事実だそうですが、肩がこらないという訳ではなさそうです。
人間の頭はおよそ5〜6kgの重量があり、これはボーリングの球でいえば12〜13ポンドの球に相当します。基本的になで肩体型の日本人は、欧米人と比べてどうしても首や肩の負担が大きくなり、肩こりを起こしやすい傾向があるそうです。ちなみに私の場合、ボーリングではたいてい13〜14ポンドの球を使います。
 それを頭に載せていると考えれば、首を傾けたりする動作がいかに体に負荷をかけているかがわかります。なので、姿勢は凄く大切で、姿勢の悪さは頭部を支える負荷を高め、首や肩の筋肉を硬直させます。
これを解消するためには、ストレッチなどで筋肉をほぐしたり、入浴でじっくり温めることがやはり効果的です…と、これを読んでいる今も、ついつい猫背になってしまっている人、案外少なくないのではないでしょうか?  
 頭は僕らが思っている以上に重たいものだということを、常に肝に銘じておけば、少しは姿勢も良くなり、肩こりに苦しめられることも少なくなるかもしれません。
松岡 裕介


 
 近頃、急に雨が降ったり晴れたりと変な天気になる時がありますが、そんな空に現れたりする虹について、『朝虹は凶、夕虹は吉』という言葉があるのを知っていますか?朝虹とは朝に出る虹のことで、夕虹は夕方の虹のことです。これは、朝の虹は雨になり、夕方の虹は晴天になる、ということから言われるようになったそうです。事実気象学的に見ても、七割から八割は当たるようです。ただ朝に見る虹も、たとえ雨が降るとしても、虹を見ただけで縁起が良い気分になりますね。
 また虹は、風水的にも吉兆とされています。そして、ジンクスもいくつかあります。例えば、虹のふもとに立っているような写真を撮ったら大金持ちになるとか、ごくごくたまに見られる、二重の虹を見ると、とてもラッキーなことが起こるなどです。
 そのほかにおまじないもあり、虹がでたら、外に出て誰もいないことを確認し、虹が消えるまでひたすら願い事を口にだして言います。虹が消えたら、虹があったほうに向かって一礼して帰る。それだけですが、実際に行うにはかなり難しいかもしれません、ですが、その分効果がありそうなおまじないですね。
 虹は光と水がもたらす、自然の美しさです。太陽の光が、空気中の水滴によって屈折し反射されるときに、水滴がプリズムの役割をするため、複数色(日本では七色)の帯に見えるようです。虹を発見しただけでも良いことが起こりそうですが、おまじないも一度試してみてはいかがでしょうか?
小口 祐里


 動物のオカマ
 最近テレビでオカマタレントやおねぇ系タレントなどをよく見かけますが、人間に限らず虫や動物たちにもオカマはいます。ただし人間以外の生物の場合、オスがメスの真似をするのは同性愛のためではなく生きるための術なのです。
 ある種類のクモや寄生昆虫の中には、獲物をおびき寄せるために、他の昆虫のメスの匂いを出すものがあります。蛇や甲虫では体が弱いオスはメスの真似をすることでオス同士の戦いを避けて生存率を高めています。しかし交尾の対象からは外されてしまうので結果的に弱い遺伝子は絶たれてしまうそうです。
オカマが交尾に成功するという熱帯のアリもいます。このアリのオスには羽があるものとないものがあり、羽のないオスは女王アリを巡って最後の一匹になるまで戦います。
 ところが羽があるオカマのオスは女王アリの匂いを体に付けてメスのふりをするため、戦いには加わりません。羽のないオスが戦っている間、ちゃっかり女王アリと交尾しているのです。
 しかしこの羽があるオスは、時々メスと間違えられて他のオスにマウントされることもあるそうです。人間のオカマと違い動物は生存率を高めたり、強い遺伝子を残す為だったり、生命のことを考えての術だと思いました。
山田 勇希

 コタツ
 最近寒さが厳しくなりました。お家に暖房器具を出した人も多いのではないでしょうか?私はコタツを出しました。ぬくぬくして幸せを感じます。昔の人は暖をとるのに、いろりを使っていました。木造の家で、建築技術も発達してない頃。家の気密性は悪く、いろりの側、それも火が当たっている箇所だけしか温もらなかったと思います。そこで工夫をし、いろりの上にやぐらを組んで、やぐらの上から布団を掛けました。
火が強いと危ないとので、消えかけの炭を利用したようです。布団の中は気密性が高いので、いろりに比べたら格段に暖かかった事でしょう。これが室町時代のお話で、こたつの始まりです。 江戸時代になると、いろりのまわりを彫った掘りごたつも出てきました。熱源は炭から、練炭、豆炭と移り変わります。近代になるといろりでの使用が不便なため練炭コンロを熱源にしようするのも普及しました。
戦後になると、赤外線を熱源とする電気ごたつが開発されます。 
これが現代でも幅広い方々から愛されているコタツ。最近ではコンパクトタイプの物や可愛くてオシャレな物が売られています。布団カバーを替えるだけで部屋の雰囲気も変わりますし、楽しめます。
やっぱり冬はコタツで暖まりながら、家族や友達と一緒に鍋パーティーなんて楽しいですね。
ぜひコタツで楽しく幸せのひと時を過ごしてみてはいかがですか?
平山 由希子