vol.84
消費税
 4月1日から、小売価格の表示はすべて消費税を含む総額表示が義務付けられました。
これまで消費税表示は店や業種によってバラバラでしたが、値段の表示が税込みで統一されるわけです。財務省は「分かりやすくなる」と力説していますが、実際の所どうなんでしょうか?

 日本の消費税は、平成元年に導入されました。世界の国々では、昭和43年にフランス・ドイツなどのヨーロッパ諸国で創設されたのがはじまりで、現在では世界で123か国に採用されていて、世界の共通税制となっています。

 現在の消費税は消費に広く公平に負担を求めるという観点から、金融取引や、医療、福祉、教育等の一部を除き、ほとんどすべての国内での商品の販売、サービスの提供を課税対象として、5%の税率で課税される間接税です。

 この消費税の標準税率が最も高いのは、デンマーク・スウェーデン・ハンガリーの25%、多くの国が15%〜20%となっていて、お隣の韓国は10%、日本の五%は世界的にも最も低い水準になっています。
 単品に対して課税する新税制ですが、私も伝票で計算するにあたり、暗算が出来なくなり、電卓片手に伝票を書かねばならないのです。大変邪魔くさい事です。また、1円単位の計算が面倒です。

 財務省は「分かりやすくなる」と言ってますが、。私としては大変分かりにくくなると思っています。社会で生活するには、あらゆる税金が必要になります。国民一人一人が税について関心を持つ為にも、自分がいくら税金を払ってるのか。又、税金をどのように使用されてるのか。そのような事を知ることは必要なことです。これを期に、税について関心をより一層持たれてはいかがでしょうか。             赤沢直樹
 

食糧自給率
 皆さんはどんなことを考えながら食事を楽しんでますか?

食料自給率という言葉がありますが、これは国内で消費されている食料のうち、国内で生産されている割合のことを言います。日本の食料自給率というのはたったの40%しかありません。つまり、食料の半分以上を輸入に頼っていることになります。

 その大きな理由は、米を食べる量が減り、肉や油を使った料理がたくさん食べられるようになったからです。人口に比べて国土の狭い日本では、油の原料(大豆など)や家畜のエサ(とうもろこしなど)を十分につくることができないため、どうしても輸入に頼ってしまうのです。しかし、いつまでも輸入に頼れるとは限らず、食糧不足になりうる可能性も出てきます。

 食料不足は、生きていく上で最も深刻な問題になります。それを防ぐためにも、自分達が最低限必要な食料を確保するために自給率の向上は重要になってきます。

 そのために生産者は、安全で安心な食料を提供出来るように、出荷の際、産地を明確にすると共に生産者の貌写真入りパッケージにしたりと色々な努力をされています。また、私達消費者は生産者に頼るだけでなく、食べ残しを少なくし、日本でたくさん作られている米などの農産物をしっかり食べることが大切になります。特に、残さず食べるといった事は誰にでも出来ることだと思います。好き嫌いが多い私みたいな人にはなかなか難しいかもしれませんが、それを克服するいい機会になり、そういった心掛けが食料自給率向上の第一歩になるんではないでしょうか。           青山佑貴

子供のしつけ
 子供とは「無邪気」「自由奔放な生き物」そして人には生まれ持った「個性」があると思います。社会的ルールを守れなければ、お互いの安全を脅かすまでになってしまう、だからこそ「しつけ」は必要なのだと思います。

 しつけとは「訓練」。もともと学校に行く事も基本的な社会の「しつけ」と言えましょう。食事の基本である「ご飯は左、味噌汁は右」を知らず「まともにお箸が使えない」と言う人が増えていると聞きます。しつけを効果的にするには、褒める、すかす、怒鳴る、時には体罰でしつける、といった方法もあろうかと思います。

 生き物を可愛がるのも訓練、。
自分以外の生き物の事で涙を流せる感情が芽生え、命を大切にする心を育てます。
個性を伸ばし、かつ、しつけをすると言うのは辛抱の要ることだと思います。何度叱っても聞かない、出来ない、でも一生がかかった大きな財産を作り上げるのですから、感情的になり過ぎてはいけない。辛抱と工夫が必要です。

「口より先に手が出る」その怖さも決して間違いではない様に思います。叩かれた痛みは忘れ何故叩かれたかは、ゆくゆく分かってくるものです。父親の偉大さ怖さがなくなり、母親の優しさ寛大さがなくなり、子供達は伸ばしてはいけない個性を止められずに成人してしまう危険があります。
 私もまずは、挨拶と食事の時のしつけをしっかり見直し未来の日本が幸せであるように願っています。       金沢ゆかり


「しんゆう」
 私は、まわりの人に恵まれていると思います。家族や会社の同僚、そして友達。友達は私の宝です。

 家族を持っている友達の家は、なんだかほっとする家で旦那さんまで仲良くしてもらって親にも言えない相談事をしたり、幼なじみの友達は一緒にお酒を呑んだり、旅行をしたり。♪お気楽独身2人組と親には呆れられています。

 時には、お互いの意見が合わずに言い合う事もありますが、それは、本当に相手の事を大切に思うからこそ本気で怒れるんです。

 友達と一緒に笑って・泣いて支えられて。本当に心から感謝出来るしんゆう。
 「新友」「親友」「信友」
「深友」「真友」「心友」
私のしんゆうは心の友の「心友」です。      森田恵美
本当に怖いものって!
 アメリカのBSE問題でアメリカからの牛肉の輸入が禁止され、吉野家から牛丼が消えてずいぶんたちます。

 そして今、紙面を騒がしているのが鳥インフルエンザ問題です。牛肉に続いて今度は鳥。最初私の大好物の唐揚げが食べられなくなる!と思ったものですが、この鳥インフルエンザは日本では人に感染した例がなく、ましてや鳥を食べることで感染はしないとわかり、ひとまずは胸をなで下ろしています。あとは突然変異しないことを祈ります。

 ここまで騒ぎが大きくなった原因のひとつに浅田農産の一件があると思います。確かにあの記者会見を見たときは、あの態度は何だ!と思ったものですが、その後の会長夫妻のことを考えると心が痛みます。マスコミは必要以上に騒ぎ立て、たぶん周りの声もきついものだったのでしょう。

 目に見えない細菌は怖いものです。しかし、それより本当に怖いのは、私たち人間なのではないでしょうか。
          桑多竜司