vol.88
郡上踊り(私が好きな盆踊り)
  みなさんにとって、夏の風物詩とは何でしょうか?

私の場合、夏の風物詩と言えば、盆踊りです。中でも私が毎年首を長くして待っているのが、岐阜県中部の郡上八幡で7月上旬から9月上旬まで開催されている「郡上踊り」です。郡上八幡という所は、町並みが京都に似ていて、私は「第2の故郷」などという風に思っています。

「見る踊り」ではなく自らが参加して楽しむ踊りと言われ、毎年かなりの人で賑わいます。およそ400年にわたって歌い踊り続けられてきたもので、「阿波踊り」「花笠踊り」と並ぶ日本三大民踊の一つだそうです。

郡上踊りは10種類の踊りがあり、約30夜にわたって踊り続けます。誰もがどの踊りからでも自由に輪の中に入り、地元の人、観光客、関係なしに気軽に参加できるのが郡上踊りの最大の魅力です。中でもクライマックスは、お盆の4日間、午後八時から早朝五時頃まで踊り明かす「徹夜踊り」は東の空が明けゆく頃、歌い手と踊り手の息がピッタリと合って夜の短かさを惜しむように踊りが続きます。まさにこれこそが、郡上踊りならではの光景です。老若男女問わず、ひとつの輪になって無心に踊る姿は、まさに真夏の夜の一大絵巻の様です。

私はこの時期に、徹夜踊りを楽しんでいますが、最初の頃は踊りの輪の外側で上手そうな人の後ろに付いて覚えてました。やっと覚えたころ曲が変わってまた一からやり直し・・・などと戸惑ううちにだんだんと踊れるようになってくるのです。中でも私のお気に入りは、五番目に始まる「ヤッチク」という落ち着いた調子の歌です。この歌の歌詞は「アラヤッチクサッサ」が大半を占めるので大変覚えやすく、歌をじっくり聴いてみるとなかなか面白いものです。

 午後8時、お囃子の音が聞こえてくると、郡上踊りのスタートです。浴衣姿の方が誘われるように次々と踊りの輪に加わっていきます。最初にはじまるのが「郡上の八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる・・・」の歌詞でよく知られている「かわさき」。料理にたとえるなら情緒豊かな前菜盛り合わせというところでしょうか。

 お気に入りの浴衣に着替え、下駄に履き替えて夜の街へと出かけて行きます。踊りを上手に踊ると「おどり免許状」が貰えるようで、午後11時頃、踊り屋台に「郡上踊り免許状審査中」のたれ幕がかかったら、いよいよスタートです。保存会の審査員の方が輪を一巡し、踊り上手な人に免許状が交付されます。免許状を見ると、筆で黒々と書かれた立派なものです。競争率はかなり高いようですが、免許状欲しさにその時ばかりは満面の笑顔で踊っていますが、まだ免許状は貰えていません。数年後にはおどり免許状が貰えるように、頑張りたいと思います。               赤沢直樹

夢の青いバラ
 先日うちわでパタパタしながら新聞を開けると、インパクトのあるニュースが目に付きました。サントリーが青いバラを開発したというものです。私は青いバラは絶対作れないものだと以前から聞いていたため、とうとうやったか、という感じでした。長い間、青いバラを夢見て交配をしてきた世界中の育種家にとっては衝撃的な出来事だったと思います。

そもそもバラには青色色素を作るために必要な酵素を生む遺伝子が機能していないので、パンジーから青色色素に関わる遺伝子を取り出し、バラに組み込むことで開発したというのです。バイオテクノロジーが青いバラを生んだのです。現在は完全隔離状態なので密閉されたガラス箱の中にあるのを見ることしかできませんが、これから環境への影響を調査して早ければ数年後に商品化するとのことです 。さらに赤いバラなどと交配させることで、多彩な色も可能になるというのですから夢は広がります。

その開発費用はなんと30億円。商品化された際の値段が普通のバラの5〜6倍になるそうです。近い将来、開店祝いに青いバラ、ここぞと言う時のプレゼントに青いバラ、そんな風になるでしょうね。普段あまり花というものに縁のない私ですが、商品化されたら一本位誰かにプレゼントでもしようかな、などと思います。数年後が楽しみです。    
       桑多 竜司

クールなヤツ
  8月といえば花火大会やお祭りなどの行事が多くあります。こういった行事には夜店がつきものですね。夜店の食べ物は少々高いのですが、ついつい買ってしまうものです。私は必ずといっていいほど買ってしまうのが、かき氷です。

あまりの暑さに耐えられず、一気にかき氷を食べ、そのたびに眉間のあたりにキーンと痛みが走り苦しんだことがあります。じっと耐えていれば痛みはひくのですが、かき氷をほっておいたら溶けてくるので焦って食べ、また痛みに襲われます。誰もが一度は経験したことあると思います。

 この頭痛が起こる理由ははっきりとはわかっていないのですが、最近では、口蓋と呼ばれる口の中の上壁に冷たい刺激が加わると、片頭痛と同じ痛みを引き起こす機能が作動するらしいです。また、男性より女性の方がこの頭痛が起こりやすいみたいです。
 痛くなるのがわかっていてもついつい食べてしまうかき氷。クールなものはなんだって魅力的ですが、ほどほどにしないと痛い目にあうので気を付けないといけませんね。
  青山 佑貴

良薬口に苦し
 今年の夏は、皆様も知らず知らずのうちに「暑い」という言葉を1日数回、口にされているのではないかと思います。食欲のない方も多いのではないでしょうか?
 私もその1人であり、水分ばかりを取っている毎日でありますが、同じ水分を取るなら、体に良い物をと思い紹介させていただくことにしました。

 テレビなどで良く知られている「青汁」です。

 太古の昔からインドや中国でも、病気の治癒や健康維持に効果があるとされ、様々な薬草の活用がされてきています。
 日本でも、第二次世界大戦中、医学博士の遠藤仁郎という人が食糧難で苦しんでいた家族の健康を考えて、畑に捨てられていた大根の葉をすりつぶし飲ませ、肺炎や急性腎炎までもを治癒させることに成功。 その後、研究が繰り返され、あらゆるタイプの「青汁」が全国で愛飲されるようになりました。お味の方は、とてもじゃないのですが、疲労にも美容にも、とのかくいい、決して「美味しい」とは言えない飲み物です。

多忙といえる現代の人達はビタミンやミネラルなどの栄養素をバランス良く取らなくてはい
けない事を知っていながらも、現実はかなり偏りがちです。 体調不良や疲労に悩む人、美容を考える人には、もってこいの栄養ドリンクだと言えるでしょう。ガンや生活習慣病を引き起こす活性酸素を排除し、豊富なカルシウムが働いて、免疫力を高めてくれます。
 ご自分のお体、ご家族の健康、そして話題作りに、ぜひお飲みになって一つしかないお体、大切にしてあげて下さい。
           金沢ゆかり
夏の苦手なもの
  今年の夏はとても暑く、エアコンが大活躍していますが、私はエアコンがとても苦手です。私の家は築百年程の旧家で、エアコンが必要なく暮らせるので体に合わないのです。

 暑い所に居て、エアコンのかかっている室内に入った瞬間は天国のよう思えるのですが、長時間居ると足,・腰が痛く体の芯まで冷えてしまいます。お風呂に長く浸かっても冷えは取れずに体の調子がくずれてしまいます。皆さまはどうですか?
 土と木は熱を冷ます役目をします。それが、開発と共に減少されヒートアイランド現象という環境変化まで起こってしまっています。

 滋賀県などは さほど影響ないかも知れませんが、東京などの大都会では、エアコンの室外機から出る熱風だけでも温度を上げているはずです。エアコンをつけずに過ごす日を作ってどれだけ温度が下がるのか、試してみたらおもしろいなと思います。
    森田恵美