vol.98
世界に響け!仰木太鼓!
 GWにはあちこちで祭りが行われますが、祭りにつきものといえば太鼓だと思います。大津では膳所の「石鹿太鼓」と「仰木太鼓」が有名ですが、今回は私が育ち、叩いた、仰木の太鼓を紹介させて頂きます。大津市仰木町では、5月3日と8月1日に祭りが行われます。その時に必ず叩かれるのが「仰木太鼓」です。

 仰木太鼓の歴史は長く、西暦900年平安時代中期に、源満仲公が仰木に在任中仰木祭りを始めたのがきっかけです。以来、祭りの進行役として重要な役割を担ってきたのが仰木太鼓です。

 ほとんどのイベントでは、子供たちが力を合わせて叩きます。それは大人に負けず劣らず迫力があり、観客を魅了する力を持っているからだと思います。
派手な演出はありません。しかし、地味ながら迫力があるというのが魅力だと思います。

リーダーの1組が最初の1巡を叩き、2巡目からは全員が一緒に叩きます。演目は、お宮さん(神社)に民を集める「集来(しゅらい)」。お宮さんから御輿がでる合図となる「宮立ち」。日照りが続き、農作物が育たないときに叩いたと言われる「雨乞い」の3つです。「宮立ち」は右手で叩く数がとても多く、繰り返して叩くと右手首がとても痛くなります。私の経験上、【宮立ちを制する者は全てを制す】と言っても過言ではないと思います。

 仰木太鼓保存会は、仰木太鼓を通じての目標を以下のように記しています。

1、仰木太鼓の習得を通して郷土愛と意識を育てる。

2、大津市無形民族文化財としての誇りを深め、保存継承を子供達にたくす。

3、団体行動における規律を守り、協調性、集中力、忍耐力を養い、礼儀を重んじ、明るく健全な心身を育てる。

4、リズム感を育て、和太鼓の音の楽しさを味わう。

5、少年会員及び父母関係者の懇談と交流を図る。
                                   
 私は小学校1年生から卒業するまでの6年間、仰木太鼓を習っていました。何も考えず始めたことですが、今ではとても良い経験ができたと思っています。永く付き合える友人がたくさん増え、リズム感も養えました。こんなにすばらしい仰木太鼓ですが、滋賀県下のいくつかのイベントで演奏されているだけです。もっと他府県などで演奏し、広めていってほしいと願っています。また、1人1人が誇りを持ち、鍛錬を重ね、他の何よりも勝るチームになることを信じています。夢のような話ですが、世界のどこかで仰木太鼓が鳴り響くことを心待ちにしています
                   
            伊藤 隼治

6月の和菓子と言えば?
 梅雨がぼちぼち到来するこの時期、じめじめと蒸し暑い日に冷たい和菓子がおいしい季節がやってきました。6月の和菓子の定番は「水無月」です。

 水無月の由来について調べてみました。

「夏越祓(なごしのはらえ)」という行事に関係があり、「夏越祓」は「水無月の祓い」とも呼ばれ、1年のちょうど折り返しにあたる6月30日にこの半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事と言われています。

 水無月の三角形は氷室(氷室とは・・・冬の氷を夏まで保存しておく所のとこで、地下などの涼しいところを利用して作られた今の冷蔵庫のような場所です。)の氷を表し、6月朔日に氷室の氷を口にすると夏痩せしないと言われていました。上の小豆は悪魔払いの意味があるそうです。
例年、あまり何も考えず、ただおいしいから!と言うだけで食べていましたが、今年からはこだわって食べてみたいと思います

          近藤  佐妃

豆腐とやっこ
 冷たいヤツと書く「冷奴」は「ひややっこ」と読んで、豆腐の1つの食べ方。

でも、この「やっこ」というのは、一体何なんでしょうか。「やっこ」というのは、もともと江戸時代の武家の下男(使用人)のことを指す言葉。どうしてこれが豆腐に結びつくのかというと…
 今の豆腐の「1丁」というのもかなり大きいですが、江戸時代の豆腐の1丁はその4倍ほどの大きさ。そのままでは食べられないので、切り分けます。たとえば縦と横に2本ずつ包丁を入れると9つに分かれ、その模様がちょうどやっこが着ていた
ハンテンの紋・市松模様にそっくりになります。そこからイキやイナセを尊び、符丁でしゃべることをカッコイイとする江戸っ子の間で「やっこ」と呼ぶようになったわけです。

 江戸中期に「豆腐百珍」という、今で言うグルメ本がありましたが、この百珍の34番目に切った豆腐を井戸水で冷やして、鰹節やねぎなどの薬味と醤油をかけて食べる、いわゆる「冷奴」が載っています。また、豆腐というと「日本」って感じがしますが、そもそも約2000年前に中国の王様によって作られ、奈良時代に遣唐使が日本に伝えたのが始まりです。

 私は、居酒屋に行くと冷や奴を必ず頼みます!私がよく口にする豆腐は永い歴史の中で生まれたものなんです。

            中西 雅彦 

 暖かくなってくると、各地で雷のニュースが聞かれるようになりますが雷に種類があるのをご存知ですか?

 夏季雷と言って夏に良く発生する雷、これは地上から約3000から5000メートル上空で発生。地上からずっと離れた高い所にマイナス20度の冷たい空気層があり、そこへ地表付近の空気が熱せられて上昇気流となり上がっていき、ぶつかって発生します。

冬季雷は、夏に比べて冷たい空気層が低い所にあり、地上300から500メートル上空で発生するそうです。この冬季雷は世界的にも珍しく、ノルウェーの大西洋沿岸と日本海沿岸にしか見られないのだとか。そして雷雲の雲低が低い為、60メートルを超える建物があると集中的に落雷するのだそうです。

他に、台風の中心付近で発生する渦雷、火山の噴火の時に発生する火山雷などがあります。
 豪雨と共に雷が鳴り出し軒下などでの雨宿りは、万が一の落雷の時、建物表面を電気が走るらしいのでお気をつけ下さい。

           金沢 ゆかり

初めまして
  4月18日に入社しました、永田真澄です。

明るく、前向きをモットーに頑張ります

趣味 ― 読書(軽いサイコもの、推理ものが好きですが基本的には活字中毒で、何でもありです。)
 レゲェおばちゃんと友人から呼ばれています。
 よろしくお願いいたします。

           永田 真澄

時代劇
 私は、時代劇がだいすきです。

小さい頃からおばあちゃんと見ていたせいもありますが、大人になってからの方が味わいが分かり、より一層好きになりました。

 じゃあ、なぜそんなに時代劇がすきなのか。
まず、良い者と悪者がはっきりしているし、必ず、悪者は裁きを受けます。その時のスカッとするのがたまらない〜!もちろんその日に解決するのも一件落着で、後に尾を引かずして満足感いっぱいに浸れます。

 どんな時代劇でもだいたい決まった展開で、40分頃には悪者の実態が明らかになり、やっつけられますが、それが分かっていてもワクワクしてテレビの前では正座です。時には手をたたいたり、ジ〜ンときてウルウルなったり。
 どれも似たような話の流れですが、その中には色んな人間模様があり、情の深さや思いやる気持ちなど大切な事がいっぱい詰まっています。私の古くさい考え方は時代劇の影響を受けているのかも!?(笑・笑)

          森田 恵美