新型インフルエンザの影響で人の集まる所へ出掛けるのを控えている近頃の私は
もてあました時間を読書に充てています。最近読んだ1冊の感想を述べたいと思います。
人間生きていれば、それなりに煩悩は抱えていると思います。
この本もそんなタイトルが楽しげで買ってみたのですが「ボーイフレンドの手帳を盗み読みしたい」「ミニスカートの中を覗きたい」「元カレの不幸を望む」といったちょっと陰に入った欲望全30種を
「煩悩」という括りで、まとめ上げたエッセー集です。
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著者が女性なので、女性の煩悩(冷静に考えればいけないことだが、それでも我慢できなくて言ってしまう、又は思ってしまうこと)が、面白おかしく紹介されています。
例えば、友人と旅行に行ったとき、自分も友人も便秘だが、友人よりも先に出してやる、友人が自分より先に便秘解消したら許せない!などなど。
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他にも女性ならではの煩悩が沢山紹介されていて、楽しく読めるエッセイです。反面、人間とはなんて自己中な生き物だろうか、と反省させられる本でもあります。
言いたい煩悩、言ってしまう罪悪感。人が言っているのを聞く嫌悪感。
語るに語れない諸々の感情を分析してくれて、ちょっとすっきりした読後感でした。 |
ここだけの話、男性にはお薦めしません。男性に読まれたら、もはや女を取り繕えない〜。
しかし、女性は是非に。
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