そこで、ある記事に載っていた、某老舗カツラメーカーさんのお話を引用させて頂くと…。「昨今のカツラ業界において、髪の毛は個人から買い取るのではなく海外から輸入することが多いようです。
弊社はほとんどのカツラを人毛でお作りしておりますが、一つのカツラを制作するのに、かなりの量の人毛が必要となります。しかも、人毛の品質がある程度均一でないと、よいカツラになりません。そのうえ、弊社はかなりのロット数のカツラを製造するため、高品質でいろいろな長さの髪をある程度まとまった量で購入できなくては、よいカツラを製造できないのです。」とのことだそうです。
ちなみに某老舗カツラメーカーさんでは個人からの髪の毛買い取りはされていますか?との質問に
「基本的に個人から髪の毛を買い取ることはしていません。そもそも、日本人の髪の毛は長年のシャンプーなどで傷んでしまっていて、カツラの材料として使えないことがほとんどなんです」との回答でした。
日本人の髪は傷んでいる…ですか。仮にシャンプーをしない生活を続ければ、カツラの材料として使える良質の髪になるかもしれませんが、髪質の問題をクリアしたとしても、カツラメーカーの現状を聞く限り、個人から髪の毛を買い取ってくれる可能性は低い…ようです。
残念ながら現在の日本では、自分の髪の毛を売ってお金をもうけるのは難しいようですね。
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