vol.205


 男女の脳の違いで得意な家事が判明
 アベノミクスの成長戦略のひとつに、女性が働き続けられる社会を目指した「女性が輝く日本」といったキャッチフレーズがありますが、これには男性の協力も不可欠。家庭レベルでは、家事の分担なども必要になってきます。とはいえ現実は、家事が苦手で、大した手伝いもできないといった男性も多いのではないでしょうか。家事が不得意な男性が多いのには、男女の脳の違いが大きくかかわっているそうです。
 脳の違いは、指の長さで男性脳か女性脳がわかるそうです。人差し指より薬指の方が長いほど、男性ホルモンの一種「テストステロン」を胎児期に大量に浴びているため男性的。簡単に見分けるには、左(右)手の薬指と右(左)手の人差し指を根元のシワで合わせて見ます。
 脳科学者の澤口俊之先生は、「家事のように複数のことを並行して行う作業(マルチタスク)は、
男性よりも女性のほうが得意」と言っていらっしゃいます。
 ですが、本当の意味で複数のことを同時に、しかも能率を落とさずにできるのは、実は男性の方が多く、“スーパーマルチタスカー”といわれ2.5%くらいの割合で存在するそうです。女性の脳はマルチタスク“的”といった方が正しく、複数のことを同時にではなく、切り替えて行う能力が男性よりも優れているそうです。
 一方、男性は女性ほど右脳と左脳を素早く切り替えられず、どちらか片方の脳で情報処理する割合が多く、結果一つのことに熱中して取り組んでしますそうです。
 これなら、男性は家事ができなくてもしょうがない。なんて、女性の立場からすると、決して許されるはずありません。
 男性はテリトリーを重要視するようなので、お風呂、トイレなどの場所を決めて、そこの掃除に関しては男性に任せて、口を挟まないようにします。また、男性はひとつのことに集中すると能力を発揮するので、お願いはひとつずつ。
 気をつけたいのは、男性と女性の脳の違いは、あくまで、比較的そのような傾向が見られたということで、すべての男性が家事を苦手にしているわけではなく、訓練をすれば、男性だってマルチタスクで家事をこなせるようになります。
 脳科学を使い、男女の脳の違いを知ったうえで、効率的に家事を分担すると、家事がうまくいくかもしれません。
小口 祐里


 列車にトイレがついた理由
 明治維新のあと、日本は近代国家の仲間入りをするために様々なことを行いましたが、そのひとつに東京から神戸(兵庫県)を結ぶ鉄道の敷設計画がありました。
明治2年に東京〜神戸間の幹線敷設が決定され、明治7年に神戸〜大阪間が開通し、明治10年に大阪〜京都間が開通しました。そして、明治22年4月に新橋〜神戸間が開通しました。ただ、最初は長浜〜大津間だけは琵琶湖を横断する連絡船で結んでいたそうです。
しかし、明治22年7月1日には完全に全てが線路でつながりました。 当時は、新橋を午後4時45分に発車すると、翌日の午後12時50分に神戸に到着していましたので、新橋〜神戸間は約20時間もかかっていたことになります。ちなみに、現在では東京〜神戸間は3時間ほどです。
 こんなにも長い時間かかってしまうのに当時の人達はトイレをどうしていたのかというと、当初、列車にはトイレが付いていなかったため、用をたすには駅のトイレを利用するしかなかったそうです。
しかし、政府高官が駅のトイレを利用したときに、誤って転落し死亡したためそれが最初のきっかけで急遽列車にトイレが取り付けられたというのが理由だそうです。それにしても、転落して死亡するトイレとは、よっぽどひどい作りだったのでしょうか…。

松岡 裕介


 サウナで健康♪美肌♪
 温泉や銭湯などに設置してあるサウナ。誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。最近では遠赤外線サウナとスチームサウナの二種類を置いてある所が多いかなと思います。
 遠赤外線サウナは、太陽光線にも含まれるという遠赤外線が、体の深部にまで届き、効果的に体温を上昇させます。温度は45度〜60度と体にとって汗を出す適度な温度で、じっくりと汗をかくことができるので、新陳代謝が促進され、免疫力も上がると考えられます。
最も美肌に効果的とされているサウナがスチームサウナ。室温40度前後で低温ですが、高湿度のため、体にスムーズに熱が伝わり、息苦しさなどもなくサウナ浴をすることが出来ます。ゆっくりと汗をかくことで普段活用していない汗腺の働きが高まり、天然の保湿因子を含んだ良い汗がかけるようになります。皮脂腺の分泌も活発になるので、毛穴の奥に詰まった汚れも落ちやすくなるほど美容効果は抜群。私は多少の肌荒れもサウナへ行くとキレイになります。
体はリフレッシュでき、お肌もスベスベになるなんて一石二鳥。
 滋賀県は水春・あがりゃんせ・やまとの湯とたくさんのお風呂があるのも嬉しいなと思います。自分に合ったサウナで効果的に汗をかき、美容や健康に役立ててみるのも良いのではないでしょうか。
平山 由希子


 ロゴマークは英語じゃない!?
 身の回りの物には、必ずといっていいほどロゴマークが入っています。実は奥の深いロゴマークなんですが、ロゴマークの意味と由来を紹介したいと思います。そもそも、日本の歴史として囲み文字として古くから用いられた屋号の記号は、丸・四角・菱形が多い。また、その屋号を元に商号が決められ、そのまま企業名となっている会社も多くあります。
 最近では、企業ロゴや商品ロゴ、ブランドロゴなどロゴという言葉は世の中に広く知られていますが、ひとくくりにロゴといっても本来のロゴの意味を理解している人は多くはないかもしれません。
ロゴとは、ロゴタイプの略で、もともとは印刷用語として使われ、一文字一文字バラバラの活字ではなく、数個の文字を並べてい込んだもののことをいいます。近年では広告や出版物などに繰り返し使われる広告主名や商品名を一つの文字デザインとしたものをロゴタイプと呼ぶようになりました。ロゴマークは和製英語ということもあり定義がはっきりしておらず、一般的には 企業や商品を象徴するようなイメージなどを図案化・マークにしたものをロゴマーク図案化・装飾化された文字・文字列のことをロゴタイプとしています。
 今ではロゴ見ただけでイメージでき、企業や商品は今ではロゴが大きな役割を持っているのかもしれませんね。
山田 勇希